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Original Tuxedo Jazz Band について

現在もニューオリンズで活動している伝統的なジャズバンド、Original Tuxedo Jazz Bandについて少しだけ紹介したいと思う。

現在、Gerald French (Ds.)をリーダーとして活動しているバンドであるが、1910年代より存在するかなり歴史の長いバンドである。

歴代リーダーは以下の通り。

初代:Oscar Papa Celestin (Trumpet)

二代目:Albert Papa French (Banjo)

三代目:Bob French(Drums)

四代目:Gerald French(Drums)

どの組織にも言えることであるが、リーダーが変わるとその組織のカラーが変わる。

このOriginal Tuxedo Jazz Bandもご多分に漏れずリーダーごとにバンドのカラーがかなり異なっている。

Papa Clestinのアルバムでは4ビートを主体とした勢いのある演奏が多く聞ける一方で、Albert Papa Frenchのアルバムでは2→4ビートの切り替えが際立った演奏であるように感じる。

Bob French時代に入るとグッとモダンな雰囲気が濃厚になり、Gerald Frenchに至ってはHip HopやFunkの要素をもバンドサウンドに取り入れているように感じる。

私自身はLouis Barbarin(Drums)の演奏が多く残っている、Albert Papa French時代の演奏が一番好きだ。

上に書いたように、アンサンブル部分では裏拍を強く感じる2ビート、二週目・各人のソロに入るとベースラインの際立つ4ビートと変化が面白く、コピーをしていても一番楽しい。

また、Papa Frenchのボーカルも個性的で必聴ものだ。

"Didn't He Ramble", " St. James Infirmary"などで彼の歌を聴くことができる。

ニューオリンズには、このバンドのように歴史を長く持つバンドが多い。

一つのバンドについて各年代を聴きあさる、という聴き方も楽しいのではないだろうか。

最後にOriginal Tuxedo Jazz Band の各時代ごとのおすすめアルバムをご紹介。

・"Oscar "Papa" Celestin/ Sam Morgan Recorded in New Orleans"(Papa Celestin)

・"Marie Laveau" (Papa Celestin)

・"A Night at Dixieland Hall Vol1" (Albert Papa French)

・"A Tribute to Papa" (Bob French)

・"A tribute to Bob French" (Gerald French)

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